さて、前回は独学のメリットについて、述べました。
今日は独学のデメリットを4つ挙げてみたいと思います。
私が考える独学のデメリットは次の通りです。
●(塾などと比べて)勉強自体の効率が悪い。
●勉強が持続できない。
●間違った理解をしてしまうこともある。
●人の話を聞かなくなる。
他にもありますが、とりあえず、この4点を挙げたいと思います。
効率が悪い
私も含め、独学を行った人に、その試験に合格するための勉強効率が最適だったかと問えば、多くの人は首を縦には振れないでしょう。
独学の4つのメリットの記事でも述べましたが、勉強は知識を頭に入れるインプットと問題演習をするアウトプットに区別されます。
独学にはインプットの点において効率の悪さが確かにあります。
当たり前ですが、例えば教科書を読んでいると、わかる部分とわからない部分がでてきます。
このわかる部分に関して言えば、学校の授業で学ぶより独学の方が効率はいいでしょう。
しかし、問題はわからない部分です。
わからない部分が少しだけならまだいいですが、わからない部分がたくさんあると、勉強のモチベーションが下がってしまいます。
ただでさえわからないのに、潜在的に気持ちも向かなくなります。
こういう気持ちが蓄積してしまうと、途中でドロップアウトすることさえあります。
これが学習上重要でない場合はスルーするという選択肢もありますが、そうでない場合も多々あります。
学校に行っていれば、噛み砕いて説明してくれるので、この点は軽減、解消されます。
勉強が持続できない
独学とは言葉の通り、完全に「ぼっち」で勉強します。
同じ試験を受ける仲間もいなければ、質問できる先生もいないのです。
そうなると勉強を継続するモチベーションを保つのが難しいと思いますし、勉強のペース配分の調製も意外と難しいです。
学校に通っていれば、勉強のペースは確立されます。
独学ですと、慣れるまでは勉強をはじめるまでにエネルギーが要ります。
勉強することが習慣化されてしまえば、この問題は解消されると言えますが、習慣化にはある程度の時間を必要とします。
間違った理解をしてしまう
これは私も実感しております。
大学受験の際に英単語を暗記したのですが、発音記号を一切無視して自己流の読みで単語を暗記しておりました。
大学に入った後の英語の授業で英文を読んだ時につっこまれて恥ずかしい思いをした経験があります。
一つの科目を長く勉強していれば、間違った理解を是正する機会も訪れますが、私のように、そうでない場合もあり得ます。
試験に出たら大変ですし、出なかったとしても間違ったままというのはよろしくないでしょう。
人の話を聞かなくなる
これは私だけかもしれませんが、なにかの説明会や研修などで資料だけもらって読む癖がついてしまいました。
せっかく、聴聞出来る機会があるのにそれを無駄にしてしまいます。
仕事でも説明を聞かずに作業をして、失敗した経験があります。
この点は、私も現在改善しようと試みています。
まとめ
4つのデメリットについて述べてきましたが、これらのデメリットをしっかりと意識することが、独学で勉強を進める上で大切なことだと思います。
デメリットを把握していれば、工夫、対策をする事もできます。
例えば、勉強の習慣とモチベーションなんかは、一緒に独学で勉強する仲間を探せば改善できると思いますし、
間違った理解をしてしまう事なんかも、試験を受かっている人を探して質問したりすれば改善できますよね。
幸い、現代はネットというコミュニケーションに適したツールが発達しておりますので、使わない手はないですね。
情報の信憑性の判断は大切になってきますが。