勉強時間について補足です。
宅建の試験形式と学習のボリュームから考えると、半年ぐらいかけてこつこつ勉強するより、短期集中で勉強した方が、勉強時間としては少なくなると思います。
なぜかというと、宅建も試験ですから暗記する項目が結構あります。
宅建の学習内容で、民法の問題に関しては、暗記というよりも実践形式で思考過程を描く練習をした方が効率が良いですが、宅建業法など関しては暗記の比率が結構多くなります。
この暗記の作業が宅建の勉強時間を増やす原因にもなることは多くあります。
どういうことからというと、かなり前から暗記作業に取り組んでいると、当たり前ですが覚えられます。
せっかく覚えたのですから、忘れたくはないでしょうから、事前に暗記に取り組んでいればいる程、時折忘れないために暗記を確認、覚え直す作業=記憶を維持する作業が必要になります。
この覚えた事を維持する時間が結構余分な勉強時間になっているように思います。
宅建の学習範囲であれば、暗記する事項さえ整理しておけば、1週間あれば覚えられます。
宅建の勉強法の記事で基本書を回す、と書きましたが、それは暗記を含めてはいません。
何回も読むと覚えられる部分も多いですが、覚えられない部分もあります。
私の場合、暗記の作業は直前に勉強時間を別にとって、そこで回しで覚えられない部分を集中的に覚えられるようにしました。
回す段階で結構覚えられるので、難しいものだけを暗記する形で勉強時間は節約できたと思います。
私の宅建試験の勉強時間は300時間ですが、本番では1時間近く時間が余り、自己採点ですが42点で合格できたので、もう少し、勉強時間を減らしても合格は可能だったと思います。
直前に暗記することは、緊張感もあり、暗記の効率もあがります。
宅建の試験形式はマークシートです。回答も論述を求められるわけではありません。
最低限の事柄の意味ルールだけ覚えてしまえば、暗記の精度はそこまで必要とされません。
宅建試験において、勉強時間を節約するためには、暗記する事柄を整理して直前期に一気に覚える事が勉強時間の効率がいいと思います。