日本の試験で難しい試験ってなんでしょうかね。
東大理Ⅲなどの医学部受験、東大合格、国家一種など種類はたくさんあるかと思いますが、弁護士になるための司法試験も当然その筆頭に上がってくると思います。
十年以上の長期間勉強している人もザラにいるという、文系最高の資格である司法試験。
なんと独学で弁護士になった方が実際におられます。しかも昔はバリバリのヤンキー。
「ヤンキー弁護士になる」というタイトルの通り、この本は暴走族に所属していたヤンキーの著者が大学に行って、司法試験に独学で合格するまでの話を書いたお話です。
こういう話って結構脚色されているように感じる事が多いのですが、「ヤンキー弁護士になる」についてはあまり脚色が感じられませんでした。
事実を淡々と書いている感じがしたのは良かったです。
著者の金崎さんは喧嘩に勝つために格闘技を習っていたのにも関わらず、ヤンキー達の中ではあまり喧嘩が強くない印象があります(笑)
「ヤンキー弁護士になる」で個人的にためになったところをあげてみます。
(ヤンキー弁護士になるを読んだ私なりの解釈も多分に入っております)
・不良が不良を目一杯楽しむには学校という場所(ルール)が必要
確かにそうなのかな、と思いました。不良が不良なのはルールから逸れているから不良なわけであって、ルールが無ければ不良の存在はありえない。
単純な言葉遊びのようにも思えますが、他の事にも当てはまる事だと思います。
・弁護士・司法試験に合格するために初めにとった方法
著者は司法試験の受験をする前に1科目だけ猛勉強して、適正があるかどうか確認されたそうです。
その1教科だけでも合格できそうなのであれば、他の教科も独学でも努力次第で合格できるという考えて司法試験の受験を決意されたそうです。
私がこの本を読んで思ったのは、独学で司法試験に合格できる人がいるのだから、それよりだいぶ簡単な試験に独学で合格できないはずはない、ということです。
独学で本当にその試験に合格できるのか、と独学での勉強に不安を感じた時に読んでみるとやる気がでる本だと思います。
それにしても、独学で弁護士になったのは本当にすごいことですよね。
「ヤンキー弁護士になる」の中で著者が語っておられますが、勉強をすれば頭が良くなる、というのは私もそう思います。
元から頭がいい人もいるかと思いますが、多くの人は勉強したから頭が良くなったというタイプに属するのだと思います。
話がそれますが、その資格が独学でとれるかどうかは街の本屋さんに行けばわかると思います。
〜合格と名を売っているテキストがあれば、その資格は独学でも十分に合格できる資格だと思います。
難関な資格になると、通常の本屋にはテキスト等が置いてありません。
(大きな本屋や専門学校に行けば書籍はあります)
そういう資格は独学では厳しいという考えでいいのかもしれません。
この本の著者のように独学で弁護士に受かってしまうような人もおりますが。