簿記3級の試験はテキストをしっかり勉強すれば、合格は容易な面もありますが実際に試験に不合格になっている人もかなり多いです。
簿記3級は会計の入り口となる資格なのですが、不合格になり諦めてしまう人も多くいるようです。
私個人的には簿記3級に不合格になる人というのは、基本的にはあまりしっかり勉強していない人だと思っております。
仮に簿記に適正があったとして、簿記3級の段階でははかれないと思うのです。
まず、簿記は仕訳です。仕訳ができれば問題は解けます。
簿記3級に不合格になる人は、基本的な仕訳が切れない人が多いです。
前払費用や未払費用などの経過勘定項目や三分法の処理がわからない、など基本的な部分の勉強が不足しているように感じております。
本記事は簿記3級に不合格になる人の特徴について、まとめてみました。
簿記3級の不合格の理由その1・勉強時間が足りなかった
簿記3級は決して難易度が高い試験ではないです。
けれど、全くの初学者の場合、テキストを何回か復習したり、問題集も1冊は解かなければ合格は難しいです。
簿記3級に不合格になる人はテキストを最後までやっていない人、やったが知識が定着していない人が多いです。
私は問題は1回解いて終わりにすることは多いですが、基本テキストは暗記書として何回も反復します。
1回読むだけで覚えられる人はいいですが、大抵の人は1回読むだけでは知識は定着しないと思います。
テキストを読み通すと達成感は得られますが、読んだ内容を実際に生かすには反復して身につけなくてはなりません。
簿記3級の不合格の理由その2・テキストや問題集をいい加減にやっていた
簿記3級のテキストは3回も読み直した。問題集も1冊やった。
それで不合格になる場合は、内容を適当にやっている可能性と、問題演習が足りない、演習を適当にやっていたなどの可能性があります。
要はインプットとアウトプット、どちらか手を抜いていた可能性があります。
傾向としてはアウトプットに手を抜く人が多いと思います。
問題を解かずにさらっと問題集を読んで終わりにしたとか。
実際に手を問いて問題を解いた方が、確実に練習になります。
読んで解くスタイルはもうかなり勉強を積んでいる人が確認がてらやるのは効率がいいと思いますが、アウトプットが不足している段階でやるべきことではないです。
泥臭いし、面倒ですが簿記の場合、簿記のアウトプットは基本的には手を動かして、実際に解く必要があります。
簿記3級の不合格の理由その3・そもそも試験を舐めていた
簿記3級は受験料も安いし、合格率も高い、とっても簿記3級だけだと武器としては弱い・・・、などの理由から試験を舐めている人も結構おります。
しかし、簿記3級だからといって舐めて合格できるような試験ではないです。
合格率9割とかならまだしも、簿記3級の合格率は4割あたりが多いですから。
簿記3級に不合格になる6割の中には、試験を舐めている人も相当数いると思います。
あまり難しくない試験だからこそ、不合格にならないように努力すべきだと思うのです。
(不合格になると精神衛生上、よくないような気がします・・・)
まとめ
簿記3級に不合格になる特徴を頭の片隅に入れておいて、時々は意識するだけでも合格率は上がると思います。
勉強の軌道修正的にも意識しておくことは意味があると思います。