簿記資格の入門の位置づけである簿記3級。
難易度の認識としては「難易度は高くない」という印象をお持ちの方が多いと思いますが、本当にそうなのでしょうか。
実際に簿記3級に「難易度が高い」という印象を抱いている方もおられます。
簿記3級の難易度について、私なりに思った事があります。
本記事では私の私見も入りますが、簿記3級の難易度についてまとめてみました。
簿記3級の難易度は人によっては高いこともある
簿記3級に限らず、ある分野の勉強の適正は常識、興味や、その分野周辺知識により左右されることが多いように思います。
例えば、簿記3級を持っていないけれど、経理の仕事をしている人が簿記3級を志した場合、取得は独学でも容易でしょう。
対して、例えばサッカー大好きなスポーツ少年(仮に高校1年生)にいきなり「小遣い増やすから、簿記3級に浮かれ」、といわれても厳しいと思います。
変なたとえですが、簿記が嫌いな人ってけっこう多いと思います。
私も嫌いでしたし(笑)
私が言いたいのは、そういった人にとって、簿記3級は難易度が高い試験に成りうるという事です。
これは簿記の入門である簿記3級だからこその話だと思います。
簿記2級位になると、簿記3級は受かっている人が多いでしょうし、簿記を学ぶための素養もあるのだと思います。
つまり難易度の印象がより、純粋になると思うのです。
こうして考えてみれば、簿記2級、簿記1級と高くなる方が、難易度の査定は純粋になると思います。
簿記3級は簿記検定の入り口の試験のため、試験そのものの難易度云々よりも、興味、モチベーション的な要素が大きいのだと思います。
簿記3級の合格率は4割位の年が多いですが、簿記3級に不合格になる人にはそういう方が多いように私は考えています。
簿記3級の難易度について、学習内容そのものは決して難易度は高くないですが、その人の興味、バックグラウンド的な部分に左右されるのだと、私は思っております。