宅建士の独学の勉強方法のコツについてまとめてみた

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今回は宅建士の勉強方法のコツについて、私なりの考えをまとめてみたいと思います。

具体的な勉強方法については、こちらの記事を参照下さい。

宅建士の勉強のコツを理解するには、多分どんな試験を受けるのもそうだと思うのですが、まずは試験についてざっくり知っておく事が必要です。

宅建士の試験の特徴について、述べてみます。

 





 

 

勉強のコツの前に、まずは宅建の試験の概要を把握すること

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宅建試験のざっくりした特徴は、こんな感じでしょうか。

 

●試験時間2時間。

●問題方式はマークシートで正誤判定を主に50問

●36〜37点取れば合格はほぼ確実

●試験範囲は民法、宅建業法、不動産登記法、法令の数は結構多いが広く浅く。

 

 

この中で何が大切かというと、まずマークシートという所です。

つまり、論述や記述を求められるわけではない。

これが勉強方法のやり方を決める上で大きい。

資格試験ではないですが、大学受験を例にします。

 

あなたは日本史で大学を受ける事にしました。

いくつか志望校を調べて、過去問を見てみると、次のような印象を抱きました。

 


国立大学・・・論述式の問題の配点が大きい。

A私立大学・・・記述問題がけっこうある。

B私立大学・・・マークシートのみ。

 

もし、全部受かりたいとなれば、論述の練習もして、仏像や人名などの漢字も書いて覚えなくてはなりませんよね?

それはしんどい。じゃあB私立大学のみにしたら・・・。

内容が大体わかっていれば、漢字が書けなくとも、論述でうまく説明できなくとも、回答ができる。

B大学と同じ様な試験方式の大学・学部だけを選べば楽でいいじゃないか・・・。

この辺は蛇足ですが、こうした過程で学校を選ぶことによって、勉強の範囲とやり方が大分限定されます。

宅建試験の場合は試験の形式はマークシートと決まっておりますから、あとはそれに合わせた勉強をしていけばいいだけです。

大学受験よりも手間が少ないと言えます。

さらに蛇足ですが、実際私が大学受験で受験校を選ぶ際はこうした思考で選びました。

英語など、いろいろな角度から考察してみました。

私は偏差値47の高校をビリで卒業、というところからスタートしましたので、英語の単語を徹底的に暗記する必要がありました。

単語を完全に覚えると、スペル、意味、関連語、読みなど1つの単語につき、いろいろ覚えなくてはなりませんよね?

進学校の人であればしんどくないと思いますが、当時の私にとってはしんどすぎました。

じゃあ、どうしたか。

単語の発音とスペルを捨てて、意味だけを覚えることにしました。

それで入試問題に発音や記述問題が少ない大学を選びました。

もちろん、本当の意味の学力という意味では悪い勉強法だと思います。

しかし、まずは合格しなくては意味がないので、余裕が無ければこういった形でもいいのではないかと私は思っています。

宅建試験においてもそのスタンスでいいのかな、と考えております。

 

宅建試験の勉強のコツ

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随分、脱線しましたが、宅建試験に戻ります。

宅建試験はマークシートです。

正誤判定がメインです。

これで36点ぐらいとれれば、確実に合格できる。

となると、次のような特徴が浮かんできます。

 


・書いて勉強する必要はない。時間の無駄。

・文章が正しいか間違っているか、という判定に特化した勉強を行えばよい。

・テキストの内容を完璧に覚えておかなくてもよい。

 

これだと、抽象的なので、さらに具体的に置き換えます。

 

・基本書を読む時には「話のあらすじ」を理解するように意識しておく。
暗記すべきものはとりあえず、まとめておいて、先へ進む。

・暗記項目は数字と意味だけわかれば良い。
(漢字などを覚える必要はない)

・「読む」作業にかなり重点が置かれるので、読解力を高める。

・インプットよりも、アウトプット。問題演習を多めに行う。

 

以上の事を頭に置いておく事が、宅建試験の勉強のコツなのではないかと考えております。

コツとはマインド的なものであることもあるかと思います。

コツをつかむということは意識をあまりしなくても、自然にこなせるようになることで、そのためには練習する事が必要です。

ここで挙げた宅建試験のコツは宅建試験の勉強する際に常に意識しておくことが、練習になるかと思います。

以下、個別に説明いたします。

 

コツ・基本書を読む時に「話のあらすじ」を理解するように意識する。

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これはインプットの負担を減らすための意識です。

あれも、これもと気になって調べたりするのですが、調べるのは文章の意味を理解するのに必要な用語だけにします。

ネットサーフィンなんかもそうですが、意識をしておかないと、だらだらあれこれ調べてしまいます。

時間の無駄です。

とりあえず、基本書の使い方としては内容をざっくり理解して、暗記項目をまとめておく事が第一です。

 

コツ・暗記項目は数字と意味だけわかれば良い。

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宅建の暗記事項は多くないです。

それにマークシートなので、正解がわかれば十分です。

暗記の精度もその程度でいいのです。

正解または正解が導きだせる程度の暗記で。

分量、暗記の精度ともに、直前にやっても十分に間に合います。

基本書を読む段階ではまず、あらすじを理解する事だけに勤めておいて、暗記事項は別にまとめて暗記した方が効率良いです。

 

コツ・「読む」作業にかなり重点が置かれるので、読書力を高める。

宅建というかマークシートの試験の特徴なのですが、記述式の試験よりも読解力、読みの精度が重要になります。

これらを高めるのは、本を読む際に区切りをつけて考える習慣をつける事が有効だと思います。

具体的には、基本書を読む際に少しづつ区切って考え、頭の中で整理するようにします。

読解力とは読んで理解する力。

独学の根本的な力にもなります。

読解力の鍛え方としては、やはり文章を読んで考える事に尽きるのではないかと思います。

「本を読んで考えないのは、食事をとって消化しないのに等しい」と言われている位ですし、やはり読んだら考える、この習慣が大切だと思います。

考える際に大切なのは頭でイメージを描くことです。

イメージを描く習慣をつけると、不思議なのですが、記憶力が良くなります。

これは私も体験的に実感しております。

是非やってみてください。

 

コツ・インプットよりも、アウトプット。問題演習を多めに行う。

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正誤判定を要する試験には特徴的な部分があります。

例えば、「絶対」とか「完全に」など限定的な用語を使っている選択肢は間違いである事が多いとか。

この世に絶対という事はないから、この世のヒトの活動のルールたる法律にも絶対はありません。
(ちょっと、言い切っちゃうのは怖いですが・・・)

法律には原則がありますが、例外も数多くあります。

マークシート方式では「消去法」も有効ですし、非常に読書力を要しますが「常識や文章のベクトルから仲間外れを見つける」と言った方法もあります。

 

マークシートは悪あがきするべき

今ちょこっと、ベクトルの解き方の話が出ましたので補足します。

宅建の勉強方法のコツとは少し趣旨がずれますが、マークシートタイプの試験で意識しておきたい手法があります。

「文章のベクトルから仲間外れを見つける」というのは、例えば全然知らない事項が出てきた場合に少しでも正答率を上げるための悪あがきです(笑)

知識だけではなく、常識や、自分に置き換えて見て、あれこれ仮定したりして文章の方向性、意味を探っていきます。

このうち「常識」って結構試験で訳に立つんです。

また、関係ない話で恐縮ですが、大学受験、多分、明治大学の英語の試験だったと思うんですが、日本の緑茶に関する長文読解の問題が出たんです。

配点は50点ぐらいあったと思います。
(確か150点満点だったので)

で、この問題、本文を読まずに質問文を読むだけでも余裕で解答が埋まってしまった(笑)

だって、質問が例えば、

(質問文、選択肢ももちろん英語です)

 

「緑茶の効果で正しいモノを選べ」

1・肥満させる。

2・ガンを予防する効果がある。

3・老化を促進させる。

4・極めて人体に有害な効果がある。

 

こんな感じだったら別に本文読まなくても、常識で解けるじゃないですか。

宅建試験においても同じです。

常識からの推測は役に立ちます。

例えば、26年の49問

不適当なものを選べというやつですね。

1・旧河道は、地震や洪水などによる災害を受ける危険度が高い所である。

旧河道って、意味がよくわからんですが、漢字から察するに、昔は川が流れていた所なのかな、そりゃ洪水とかがいかにも喜びそうな道じゃないですか。

だからマルです。

 

2・地盤の液状化は、地盤の条件と地震の揺れ方により発生する事がある。

マル。

「事がある」ってのがポイントですね。

確定的ではなくて可能性がある、という言い回しの場合、正解の確率は結構高いです。

液状化の正確な意味はわからんですが、多分、地盤がショボくなるような意味ですよね?

少なくともマイナスな意味です。

で、これが、地盤の条件と地震の揺れ方により、発生する事がある。

地盤がもともとショボかったり、やばい地震がきたら、地盤がショボくなる・・・。

なるに決まってんだろっ! という感じですね(笑)

 

3・沿岸地域は、津波や高潮などの被害を受けやすく、宅地の標高や避難経路を把握しておく事が必要である。

マル。

だって、沿岸は多分、海沿い、シーサイドな感じの意味ですよね。

シーサイドは津波や高潮の被害を受けやすい。

当たりまえ。

宅地の標高や避難経路を把握しておく事が必要である。

当たり前。

 

あらら、この時点で消去法で答えが出てしまいました。

正解は4ですね。

一応、4。

 

4・台地やの丘陸の縁辺部は、豪雨などによる総崩れに関しては安全である。

なわけ無い。

縁辺部の意味がわかりませんが、漢字をまんまみると、大地とかの縁の辺り、端っこということですよね。

つまり、はしっこだから安全だと。

そんなはずがない。

丘陸って、多分丘ですよね。丘って頂点は高いわけですよね。

縁は通常だと高度的には下になる。

一般的に高い所から土砂が流れてくるのに、どうして低い所の縁が安全なのか。

大地の形によっては安全なケースもあるのかもしれないが、こんなおおざっぱな状況しか説明していないのに「安全」という言葉を使っている時点でバツ

そもそも、この手の問題で「安全」とか言い切っていると、疑わしいというか、間違っている可能性高いんですよね。

この問題は特に簡単ですが、他の問題だって同じことです。

要はあれこれ頑張って考える。

大げさに言えば、自分の人生を総動員させて。

粘れば解ける問題があるのもマークシート試験のいい所です。

 

まとめ

宅建試験の勉強方法のコツについて、まとめたはずが脱線気味だったかもしれません。

少しでも、参考になれば嬉しいです。

 





 
 

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