サイトの趣旨で申し上げましたとおり、このサイトの目的は独学で簿記や宅建士の資格を取得するために役立つ書籍を紹介することです。
数ある資格の中でも簿記と宅建士に絞った理由ですが、私自身が実際に独学でも取得したことも理由としてはあるのですが、それよりも簿記と宅建士の資格には大きなメリットがあるからです。
本記事では宅建資格を取得するメリットについて述べてみます。
宅建士の資格を取得するメリット
・不動産業界ならば資格手当がつくところが多い。
会社にもよりますが、月に1万円〜3万円ぐらいの間で資格手当を設定している企業が多いようです。
月1万円でも多くもらえれば嬉しいですよね。
宅建士の合格するまでの勉強時間は大体300時間程度。
サラリーマンの年収からすると、少し安めかもしれませんが、時給2000円程度で勉強時間を考えると60万円程度の労働と等価になります。
月1万円の手当だったら5年。
月3万円の手当だったら2年で回収できてしまいます。
不動産業界でやっていこうとする方の場合は早めに取得した方が、金銭的にトクをします。
・就職や転職に有利に働く
不動産業界において、宅建士の資格は法律で5人に1人の割合で置かなければならない事が定められております。
宅建士の資格は人気資格で毎年多くの方が合格しておりますので、それでも需要がないんじゃないの?と思われるかもしれません。
しかし、宅建士の試験を受ける受験者の8割が不動産業界とは関係のない人達と言われております。
私もそうでしたし。
不動産業界の実態を考えると需要が急落に減少するといったことは考えづらいですので、今後も転職、就職に有利に働くと思います。
実際に不動産業界では宅建士の資格があれば、未経験でも雇ってくれる企業があるようです。
・独立開業できる。
実際には少ないでしょうが、宅建士の資格は独立不動産屋さんとして、開業ができる資格です。
資格は武器だと思います。武器には使い方があります。
持っているだけではあまり意味がありません。
資格の使い方には実務経験のノウハウなども含まれるでしょうし、人脈やコネなんかもあるでしょう。
宅建士になり士業の仲間入りをしたとはいえ、他の士業に比べると取得が簡単な分、独立は厳しいという意見もあります。
しかし、大切なのは使い方だと思います。
弱い武器でも使い方を熟知していれば、強い武器で使い方を知らない人よりも結果を出せます。
宅建士の資格でも熟練すれば、社労士や司法書士などの難関資格よりも稼げる可能性はあります。
・知識の応用範囲が広い
上述したとおり、宅建士の資格を受験する8割の人は不動産業界と関係無い方と言われております。
それでも取得するメリットはあるのです、宅建士の試験は民法を学習します。
民法は社会人として生きていく上でとても大切な法律だと思います。
不動産業に業界のみならず、ビジネス全般にとても役立つ法律です。
宅建士の試験では民法の基礎が学べます。
宅建士の試験は取得のコストパフォーマンスが良い
これだけのメリットがある割には取得しやすい点もメリットです。
まあ、試験が年1回ですので落ちてしまったら時間はかかってしまいますが。
宅建士の試験の合格率は15%程度とされておりますが、実際にはちゃんと勉強すれば合格率はもっと高いはずです。
詳しくはこちらの記事をご参照下さい。
メリットと取得コストを考えた際に宅建士の資格はかなりお得な資格だと思います。