本記事では「スッキリわかる宅建士」について紹介していきます。
「スッキリわかる宅建士」はズバリ、宅建の勉強が全くの初学者で法律の勉強に自信がない、という方や他の基本参考書を読んでみたがわからなくて挫折した、という方におすすめの1冊です。
つまり「スッキリわかる宅建士」は宅建の試験に必要な知識を理解するのにはもっともわかりやすい参考書だと読んでみて思いました。
宅建の試験は大きくわけて4つの分野がありますが、「スッキリわかる宅建士」はそれを4分冊にしており、持ち運びが便利です。
電車の移動中などに読んだりもしやすいので、独学に非常に適した参考書です。
また、学習の順序も「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書」などと同様に宅建業法からのスタートになりますので、重要かつとっつきやすい個所から始める、というのも初学者向けだと思います。
デメリットとしては、確かにわかりやすいのですが内容が他の参考書と比べて薄い、という点です。
個人的には本書を暗記書代わりに過去問などの追加情報をどんどん書き込んで暗記書として機能させれば、さほど問題ないように感じます。
問題を解くために必要な知識は「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書」でも身に付くと思います。
おおよその試験、宅建もそうですがアウトプットを重視するべきです。参考書を読んだ位で合格できる試験なんてあまりありません。
むしろ、参考書を読み通した時点がスタートなのです。そこからは基礎知識をベースにとにかく問題を問いて、解法と追加知識を学んでの繰り返しです。
「スッキリわかる宅建士」はそのスタートに早く着くために適した手段の一つだと思います。
理解を重視するのであれば「スッキリわかる宅建士」はもっともおすすめできる参考書といえるでしょう。
インプットを重視する人にとっては物足りないと感じるのであれば、もう1冊詳しい書籍を読むのもありでしょう。
ある事項について基本参考書を何冊か読む事は、インプットを強化しますし、おすすめできる手法の一つではあります。
しかし、宅建の場合、基本テキストは1冊で十分であとはアウトプットを徹底的に取り組んだ方が合格は早いでしょう。
結論として「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書」は独学での宅建の基本事項の理解、という点についてはもっともおすすめできる参考書です。