今年から宅建は「宅建士」となって、士業の仲間入りしました。
やはり宅建もこれからは「先生」などと呼ばれることになるのでしょうか。
先生といえば、高いステータスと高い年収なイメージがありますが、宅建の年収はいくら位なのでしょうか。
本記事では宅建の年収についてまとめてみました。
独立開業した場合
宅建士は不動産業を営むためには必須の資格であり、取得をすれば不動産屋として独立する事も可能です。
さて、独立した場合の年収はいくらか。
というと、これはもうピンキリでしょう。
消費税の課税事業者や免税事業者などでも計算が変わってきますが、大規模の物件の売買をした場合、大体3%を限度として宅建の手数料が定められております。
例えば1億円の土地の売買を仲介したら・・・・。
100万円以上もの報酬。
私は経理の仕事をしているのですが、実際に3億の土地と建物の売買契約を処理していて、宅建士(不動産会社)に800万円もの手数料を払っているのを見て「宅建って儲かる資格なのかな」と思った記憶があります。
まあ、不動産の売買なんてそうあるものではないですが、こんなに単発の報酬がでかい仕事ってそうそうないと思います。
賃借物件の仲介は大体家賃の1ヶ月分位ですが、これでも大きいですよね。
また、実際に不動産会社をやっている人で、「宅建の資格は使い方によってはいくらでも稼げる」と言っていた事がやたら印象にあります。
実際にその人の年収は・・・、凄かったです。
なんでもそうかもしれませんが、宅建資格も稼げるかどうかは使い方次第ですよ。
宅建資格は就職に役に立つのか?
間違いなくプラスに働くと思います。
しかし、不動産業界を除いて採用に直接影響を与える程ではないかと思います。
私も就職活動に履歴書に宅建の資格を書いておりましたが、それについてはあまり聞かれたことはありませんでした(笑)
不動産業界であれば、就職の決定打になりますし、資格手当もつくでしょう。
年収にすると、30歳過ぎぐらいで350万円〜600万円ぐらいの水準が多そうです。
これは不動産業界の給料に宅建の資格手当を合計した水準の年収です。
それ以外の業界であれば、就職の採用における評価にはプラスに働きますが、それよりも職歴などが重視されると思います。
不動産業界に比べると少数ですが、宅建の資格手当をつけている企業もあるようです。
まとめ
もし業種を限定しないで「就職」という観点で見ると、宅建よりも簿記(2級以上)の方が有用であるように思います。
といっても、宅建を取得することで就職にプラスになることは間違いないです。
取得しておいて、絶対に損はない資格だと思います。
しかし、不動産業界であれば宅建は就職にも仕事をするのにも必須の資格だと言えるでしょう。
仕事やバイトをしながら勉強している方へ
宅建は独学でも取得できる資格ですが「実際にやってみたらしんどいし、めんどくさい」という方もいるのかもしれません。
又はやる気が起きないという方もいらっしゃるでしょう。
別にそれはおかしなことではありません。自然なことです。
独学で一番大変なのは、勉強できる環境を維持し続ける事です。
何をいつ、どれだけ勉強すればいいか。
それをいつも明確にしておかなくてはなりません。
受験専念なら、この辺りのことはできなくてはなりませんが、仕事やアルバイトなどをしている方であれば、しんどいと感じる方がいてもおかしくありません。
というより、しんどいのが普通です。
やっぱり、仕事やアルバイトをしていると、脳のキャパシティがけっこう持っていかれますから。
いつも受験のことばかり、考えてはいられません。
私の場合、宅建は受験専念みたいなものでかつ、1ヶ月程度の短い勉強期間だったので、特に問題なく独学を継続することができました。
しかし、税理士の簿記や財務諸表論を受けた辺りの頃は、仕事をしていました。
ほんの2、3日、仕事が忙しくて勉強できなかったりすると、とたんにモチベーションが下がってしまうんです。
勉強、どこまでやったっけ?
なんて、考えだすと、机に向かうのが面倒になってしまうんですよね。
なかなか勉強を再開できない事、私にはよくありました。
これって本当にマイナスなんです。
実際に税理士の簿記は1回落ちましたが、Aで不合格でした。
Aは宅建で言えば、合格点36点だとしたら、32点〜35点位のラインを意味します。
モチベーションの低下によって、勉強をさぼった期間が本当に悔やまれました。
税理士と同様に宅建の試験も年に1回です。
落とすと、合格が1年伸びてしまいます。
それは心境的にも、時間的にも、労力的にも絶対によろしくありません。
独学でいけそうな人はその調子で、勉強を継続し、次の試験でなんとしても合格されて下さい。
「独学がしんどい」と考えておられる方は一度、「独学で本当に合格できるのか」という事を真剣に考えてみる必要があります。
真剣なだけではダメです。
「具体的に、何をどこまで勉強すればいいか」という所まで、落とし込んで考えてみる必要があります。
そして、それを忠実に実行することができるか。
できるのであれば、日々のモチベーションを落とさぬよう気をつけて、独学を継続して下さい。
考えてみて、もし無理ならば。
他の手段も考える必要があります。
独学はきついから、資格を諦めるというのはありえません。
もったいなさすぎ。
勉強を既に始めている場合はもちろん、勉強を始める前にだって、自分がその資格に向けた意識の労力が無駄になってしまいます。
これが司法試験とかであれば、撤退もありなのでしょうが、宅建は勉強すれば絶対に取れます。
だから、一度目指したのであれば、何がなんでも取得する。
撤退はあり得ない。
私はそう考えております。
私はあくまでも独学で合格して欲しいので、専門学校の利用をあおるつもりはありません。
しかし、手段よりもまずは受かる事。
これが一番重要に決まっています。
だから、仕事をしていたりして、純粋な独学がしんどい方には専門学校の動画通信講座をおすすめしています。
動画通信講座は独学と通学のメリットを掛け合せたような特徴があります。
動画で講義を受けるといっても、質問もできますし、勉強の環境という点では授業を受けるのと差はありません。
動画なので、スマホやパソコンでいつでも気軽に勉強ができます。
これが素晴らしい。
独学のメリットである、好きな時間に、自分のペースで、合理的なカリキュラムの元、一流の講師に教えてもらえるわけですから。
本当に独学と通学のいいとこ取り。
勉強の効率で言えば、最強だと思います。
デメリットはやはり純粋な独学よりも費用がかかる事です。
しかし、以下で紹介している資格スクエアは通常の専門学校より、割安で受講できますし「お金を払った事による元を取ろうという心境」がプラスに働くという可能性も多いにあり得ます。
利用をあおるつもりはありませんが、独学がしんどい方は、一度、講座の内容を確認されてみてはいかがでしょうか。
通信講座ではTACか資格スクエアがおすすめです。
宅建の場合始める時期は特に問題ないかと思いますが、行動は早い方が有利には決まっています。
独学につまっている人は、先ほど申し上げた通り、まずは「独学で本当にいけるのか」ということを、じっくり考えてみて下さい。
TAC
TACは大原と双璧を為す、資格予備校です。
簿記に強いイメージもありますが、会計以外の資格も充実しています。
宅建の講座の歴史は浅いのですが、実績は高いです。
また、ここの宅建の予想は結構あたると評判です。
また、教材のクオリティも高いので「TACで教材だけ買って、独学で勉強する」という選択肢もアリです。
私は税理士の簿記や財務諸表論はそれで合格しました。
まず無難なのがTACです。
興味がある方は一度コース内容、教材内容、カリキュラム内容を確認するのがよろしいかと思います。
こちらから講座の内容をまとめた資料の請求ができます。
(無料です。一番下の緑のボタンからできます〉
資格スクエア
資格スクエアはまだ新しい資格スクールですが、こちらもクオリティの高い授業で評判はいいです。
なにより、料金が安いです。
宅建なら月額3000円からで、受講できます。
一般的な予備校の半額近くで利用ができます。
現在、資格スクエアでは会員登録をする事によって、無料で講義が受けられます。
無料講義を受けるだけ受けて、講義を受講しなくとも全然問題ありませんので、興味が有る方は一度、無料講義を受けてみるのがおすすめです。
こちらから無料講義を受講できます。