本記事は資格の勉強についてのおすすめ書籍について、記述しております。
今回、ご紹介するのは、資格試験・半年独学・勉強法という書籍です。
この著者の高野さんは公認会計士試験を半年間の独学で合格したというものすごい人です。
アマゾンの書籍情報には偏差値40から東大合格と書かれておりますが、高野さんの高校は大阪教育大学付属高等学校ですので、超進学校です。
そもそも東大ですし、この人のまねはほとんどの人ができないと思います。
しかし、「資格試験・半年独学・勉強法」には独学で資格の勉強しようとしている人にとって、役立つ事柄がたくさん書かれております。
東大卒のもとから頭が良すぎる人が書いた本だし、参考にならないのでは・・・、と思われるかもしれませんがそんな事はないです。
変な言い方ですが、日本の(もしかすると世界の)独学界の最高峰の人の勉強法が全部でないにしろ書かれているのです。
自分が実行できるかどうかは別として(ここが一番大切なのですが)独学で資格を勉強する理想的な方法が書かれていると思います。
「資格試験・半年独学・勉強法」の内容で特におおっと思ったのは、独学で資格の勉強を始める前に、
「過去問を見て、勉強したら解けそうかどうかを判断する」ということですね。
これはこれから独学で資格を勉強を始める方にも参考になるのではないでしょうか。
まずはその試験に向いているかどうかを判断する、ということです。
これは私も大学受験の経験からとても納得できました。
私立大学は大学・学部によって問題の傾向がかなり違います。
多少の偏差値の差よりも、その問題が自分にとって解きやすいか否かの方が大きく結果に作用すると思います。
ですので、自分にとってもその試験スタイルが向いているかどうかを調べる事はとても大切だと思います。
他にも試験を受ける際に知っておくべきことなどもまとめてあり、総じて特に役に経つ書籍だと感じております。
「資格試験・半年独学・勉強法」のデメリットとしては、いろいろ素晴らしい勉強法や考え方が書かれおりますが、実際には公認会計士クラスの高いレベルの試験を前提に書かれていることです。
私は読んでいてそう感じました。
宅建士や日商簿記検定ぐらいの難易度の資格に、この本で書かれている姿勢は必要ないのかもしれません。
(日商1級なら役に立つと思います)
しかし、独学で資格を勉強しようと考えている方に理想的な勉強法が書かれたガイドブックとして、おすすめできる1冊です。